卓球のダブルスのテクニック・戦術に特化したコツを紹介。リオ五輪の団体戦でも注目されたダブルスに焦点をあてた1冊五輪代表を育てた指導者が教える、「勝てる」連係の秘訣! ペアの組み方からトレーニングまで徹底解説 ! ◎ ポジショニング互いの力を120%引き出す◎ サービス & レシーブ駆け引きが勝負を決める ! ◎ 三・四球目厚い攻撃パターンで柔軟に攻める ! 1 + 1 = 2 ではないのがダブルスの魅力 -。☆ ★ ☆ はじめに ☆ ★ ☆卓球の団体戦は、第一試合と第二試合がシングルス、第三試合がダブルス、第四・五試合がシングルスという、いわゆる「4単1複」の形式で行われるケースが多くあります。勝利をつかむうえでは「ダブルスでポイントを勝ち取ること」が、各試合の中でもチームにとって非常に大きな意味があると考えています。勝負の分かれ目になるダブルスで勝てば、その瞬間チームの勝利が決まったり、勝ちが決まらなくとも、チームが盛り上がり、勝利に向かって勢いをつけたりすることができるからです。・・・ ・・・シングルスでは勝てない相手でも、ダブルスでは勝てるチャンスが生まれる…。ダブルスはやればやるほど面白く、そして選手の可能性を広げてくれる魅力ある種目だと思います。本書ではダブルスとシングルスの違いや、サービスやレシーブなどのシングルスと共通する打法、ダブルスで重要視される3球目・4球目攻撃に至るまでを、分かりやすく解説しています。 さらに明治大学の卓球部で実際に行っているトレーニングも紹介しているので、練習メニューに取り入れてみてください。本書がダブルスで勝利を目指す選手たちにとって、役立つことを願っています。明治大学卓球部監督 高山幸信 (たかやまゆきのぶ)◇ ◆ ◇ この本の使い方 ◇ ◆ ◇この本は、卓球のダブルスで活躍するためのコツを紹介しています。ダブルスの基本的な考え方に始まり、サービスやレシーブからの攻撃、さらには効果的なトレーニング方法に至るまで、ダブルスの技術をあげるための知識やポイントを一通り網羅しています。最初から読み進めていくことが理想ですが、自分が特に知りたいと思うところだけを読んで身につけることも可能です。コツは原則として2ページに1つ紹介し、各ページにはテクニックを習得するためのポイントをあげていますので、理解を深めるための手助けにしてください。