囲碁界で大局観が優れているとして評価が高い小林覚九段。 その小林九段が指摘するアマの大きな弱点が「ヤキモチを焼いた手の多さ」です。 相手の陣地が大きく見えてしまい、慌てて打ち込みに走ってしまう「ヤキモチ」の手。 結果、自分の石が一方的に攻められ、形勢を悪くする大きな要因になります。 そこで本書はどういった手がヤキモチなのか、さらには、ヤキモチを焼かずに打ち進めれば、なぜ優位に立てるかを解説していきます。 「相手の陣地を一目でも減らしたい」と思うのは打ち手の当然の心理です。 しかし、本書を読めば「相手に地を与える」ことも立派な戦略であると実感していただけるでしょう。序章 必ず直したい5つのヤキモチ第1章 打ち込むかどうかの判断第2章 打ち込み・消しの深さ第3章 石の強弱と打ち込み第4章 厚みへの対応第5章 捨てるか助けるかの判断