気鋭の批評家・映画史研究者である渡邉大輔による初の評論集。インターネット、スマートフォン、SNS、Zoom、VR、AR、GoPro……新たなテクノロジーによって21世紀の映画はどのように変容したのか? 「明るい画面」と「暗い画面」という見立てから、これからの映画の可能性を読み解く画期的論考を収めた第1部、『君の名は。』『天気の子』『鬼滅の刃』『ドライブ・マイ・カー』など、話題のアニメ・映画を鋭く論じた第2部、合計328頁のボリュームでお届けする。「これぞ「ポスト・パンデミック時代の映画」の条件だ。だがそれは、現状より10年以上前から、私たちにひたひたと忍び寄ってきたものの汪溢だった。その事実を、本書は、徹底的に暴く。デスクトップ的なZoom映画、人新世、「明るい暗さ」、暗黒啓蒙、接触的平面、ポスト・ヒューマニティーズ、そしてZ世代ーー。映画と、世界とを語る、最先端のキーワードを充填して。これが、僕たちの時代の切れ味である。」(さやわか・物語評論家)まえがき【第 1 部 新しい画面の映画論】第 1 章 「明るい画面」の映画の到来第 2 章 Zoom映画と切り返しの問題第 3 章 現代映画の「暗さ」と接続/断絶の問題第 4 章 現代アニメ文化における高さ=超越性の喪失第 5 章 「明るい画面」の映画史に向けて【第 2 部 画面たちの星座】第 1 章 21世紀映画のインフラストラクチャー第 2 章 変容する現代日本アニメ第 3 章 スタジオジブリとその周辺あとがき