「ミスカトニック大学」は、クトゥルフ神話の関連作品にしばしば登場する架空の大学である。アメリカ合衆国マサチューセッツ州アーカムに創立された総合大学であり、この大学の図書館には世界に数冊しかないネクロノミコンのラテン語版や、魔道書の類いが数多く収蔵されていることでも有名だ。「ラヴクラフト・カントリー・シリーズ」の一冊、1920年代末のミスカトニック大学を“クトゥルフ神話TRPG”のソースブックとして再現。大学の教授陣、スタッフ、学生といったNPC(すべてが味方ではない)、魔道書などの神話アイテム、新しい呪文など、無数のシナリオ・ソースを紹介している。ミスカトニック大学の学生を創造するためのルールや単位取得のためのガイド、寮や食事、クラブ活動など、学生探索者を楽しむための情報も収録。「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」の後日譚となるシナリオ「生半可な知識は」では、あるミスカトニック大学生の死にまつわる謎を探索する。