初演者ランパルの高弟・工藤重典の監修による決定版。プーランクは1957年ストラスブールでの公開初演以後も作品の推敲を重ね、推敲を反映した初版譜は翌58年に出版されている。本版では初版譜を底本としつつ、初版譜で部分的に残った誤りを修正した。主たる資料として、監修者がランパルから受け継いだ作曲者自筆譜、ランパル/プーランクによる57年の初演録音、初版後の59年の録音などを参照。解説では、奏者との共同作業によって作品が磨き上げられていく過程を明らかにし、推敲による具体的な変更点は校訂報告にまとめた。監修者による演奏アドヴァイスも収録。また、これまで楽譜入手が困難だった、リコーダーとピアノのための《ヴィラネル FP74》を併録。演奏時間2分弱、無伴奏でも演奏可能な本作は、ピッコロやフルートでも演奏される。プーランクらしい素朴な味わいを湛えた佳品。[曲目]プーランク フルートとピアノのためのソナタ FP164同 リコーダーとピアノのためのヴィラネル FP74