「美しく青きドナウ」は1866年、いわゆる普墺戦争におけるケーニヒグレッツの戦いに敗れ、統一ドイツから排除されることが決定的になった首都ウィーンの重苦しい空気を払拭しようと、最初は男声合唱付きで書かれたもの。オーストリアの第二の国歌と呼ばれるほど国内外で親しまれ、シュトラウス2の代名詞的作品となっている。「ウィーンの森の物語」は、「ドナウ」のさらに2年後に書かれたもの。序奏とコーダに登場するツィターが、オーストリアの人々の郷愁を誘う役割を果たしている。楽曲解説には、ワルツの起源、ウィンナ・ワルツの成立、ウィンナ・ワルツの流行、シュトラウス2のワルツ、など筆者ならではの総論部分も含まれ、文化史的な背景を踏まえた作品理解に役立つ。国内版では初めてのシュトラウスA5仕様。人気曲2曲の「カップリング」でお買い得。楽曲解説楽譜「美しく青きドナウ」「ウィーンの森の物語」