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●曲目解説 F-1グランプリのテーマ曲でお馴染みの「T.スクェア」の楽曲です。●演奏にあたって吹奏楽の新しい試みとして、ウィンド・シンセサイザーを取り入れてみました。この曲では、ソロ楽器としてアドリブ等で活躍していますが、もちろんウィンド・シンセサイザーがなくても演奏できます。パート譜には、それぞれの楽器にふさわしいアドリブの一例が書かれていますので、参考にしてください。コーダの部分のアドリブは全く自由です。思いきりハメを外してみてはどうでしょうか。アドリブを除いては、特に難しいところはありません。小編成で演奏可能なので、楽器を省略する場合は、編成表をご覧ください。スタンドプレー、ゲストプレイヤーとの共演など、ステージでの演出をいろいろ工夫してみてください。また、鍵盤打楽器も活躍するので、工夫次第ではマーチングバンドでの活用も考えられます。パンチの効いた、スピード感のある演奏が望まれます。<ウィンド・シンセサイザーについて>今、ウィンド・シンセサイザー (以下ウィンドシンセ) が吹奏楽界でも注目を集めています。ウィンド・シンセとは、木管楽器の形状をしたコントローラーでシンセサイザーを演奏するものです。ウィンド・シンセの大きな特長は、従来の鍵盤型シンセサイザーでは表現できない管楽器独自の微妙なニュアンスが、管楽器の奏法によって容易にコントロールできるということです。つまり、クラリネットやサクソフォーンを吹いている人なら 誰でも簡単にウィンド・シンセを扱うことができるのです。詳しい機能については専門書に譲ることにして、ここでは吹奏楽でのウィンド・シンセの活用方法について考えてみましょう。この曲のようにソロ楽器として扱うほか、 複数のウィンド・シンセでセクションプレイをすることも考えられます (コーラス等)。また、シンセサウンドの他にも、予算の都合で買えない楽器 (オーボエ、バスーン等)の代用、吹奏楽で使われない楽器 (民族楽器 弦楽器吹奏楽の意義がなくなるが一等)の代用なども考えられます。また、音源となるシンセサイザーの機能によっては、いろいろなアイデアも生まれます。例えば、この「トゥルース」のアドリブのモード(音階)は、メイジャー・ペンタトニック (いわゆるヨナ抜き) で表現できます。音律を設定できるシンセサイザーでこの音階を設定しておけば、どんなに音を間違えても大丈夫、積極的に言えば、無謀なプレイをするほどプロ顔負けの演奏になるかも知れないということです。(もちろん、まではシンセサイザーはカバーしてくれませんが。)演奏するまではどんな音がするのか分からないのが、ウィンド・シンセの面白さでもあります。ステージを演出するにはうってつけの新楽器の出現ではないでしょうか。(星出 尚志) 編曲者:星出 尚志難易度:★★演奏時間:3分50秒
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