大学入試古文では、和歌を含む文章が多く出題されています。設問では、解釈と修辞の指摘が問われます。和歌の解釈と修辞の学習は、古文受験者にとって得点に直結して合否に関わる、避けて通れない重要課題です。 ところが、多くの受験生は和歌を苦手としています。本書は、そんな和歌を苦手とする受験生が、大学入試で和歌を得点源にして合格を勝ち取ることを目的にして書かれました。 受験生が和歌を難しいと感じるいちばんの原因は、「和歌とは何か」ということを理解していないことにあります。その責任は、「和歌とは何か」という基本をきちんと教えていない、教師や受験参考書など指導者や受験産業の側にあります。 本書は、「和歌とは何か」という基本や、「何のための修辞か」という根本的な考え方から解説し、「掛詞」「枕詞」「序詞」「縁語」などの修辞を、豊富な具体例と実際の入試問題を使ってわかりやすく説明しています。 従来、「言葉の調子」「イメージ」「余情」といった言葉で主観的・感覚的に説明されていた和歌の解釈と修辞を、本書では明快な論理で誰でもわかるように説明しています。 本書を手に取った人は、今まで漠然と理解していた和歌が、これほど論理的に理解できることを知り、目からうろこが落ちることでしょう。 大学入試で古文を受験するすべての受験生にとって必読の書です。 本書は、大学入試古文の和歌について、正しいことを分かりやすく説明した唯一の参考書です。本書で勉強したすべての受験生が、和歌を得点源にして、古文が得意科目になることを確信しております。 多くの大学入試問題をとり上げ、受験参考書という体裁で書かれていますが、一般の古典愛読者や和歌愛好家、また、古典文学を専攻する大学生にも有益な読み物となっております。多くの方に、和歌の魅力を知っていただけたら幸いです。