頭を使って、守り勝つ。「心技体」の「技体」に優れる強豪私学を公立校が倒すには、頭脳を磨いて野球を研究し、相手の想像を上回る戦術・戦略を繰り出して勝つ確率を高めていくしか道はない。倉商伝統の「考える野球」で目指すは、岡山悲願の夏の日本一!著者は、以下のように述べています。本書には、私が長谷川登先生から学んだ倉商野球の神髄も一部だが記させていただいた。もちろん、強豪私学優位の令和という新時代の高校野球を戦っていくにあたって、私なりに手を加えているところはある。だが、甲子園を常に目指す意志に変わりはなく、倉商の基本である「守り勝つ野球」も不変である。また、私たちの野球は、全国の公立校にも参考になるところが多々あるはずと自負している。 倉商野球部は、社会で輝き、貢献できる人材を育てる場でもある。私は現役時代、倉商の野球から、勝利以外に大切なものをたくさん教わった。本書をお読みのみなさんとともに野球の奥深さに浸り、夢や情熱を共有できるこの機会を私は大変うれしく思うーー本文より序章 倉敷商と岡山の高校野球岡山の勢力図の変遷〜創志学園にあの門馬敬治監督がやってきた〜/名将からの教え1〜明徳義塾・馬淵史郎監督〜名将からの教え2〜作新学院・小針崇宏監督〜ほか第1章 近年の倉敷商の歩み〜2019年8月に監督となってから〜創部以来初となる秋の中国大会優勝!/センバツ中止〜夏の独自大会で優勝〜/夏の甲子園も中止に〜しかし交流試合で仙台育英に勝利〜ほか第2章 人生を決めた高校最後の夏〜幼少期から教員となるまで〜生意気だった中学時代〜勝つより大事なものなんてないだろう?〜/倉敷商の野球=長谷川登先生の教え〜「心×技×体×頭=チーム力」〜うれしかった長谷川先生の言葉 ほか第3章 自分で考えて動く〜監督がいなくても勝てるチームを目指す〜新入生たちに話すこと〜ストライクゾーンにボールは何個並ぶ?〜/選手たちに多様な価値観を示す〜人間性のピラミッドとは?〜ほか第4章 倉敷商の野球その1〜ピッチャーを中心とした守りをまずは固める〜倉敷商の野球とは?〜脈々と息づく長谷川イズム〜/試合には流れがある〜勝つには、最終回だけリードしていればいい〜ピッチャーに求められるもの ほか第5章 倉敷商の野球その2〜バッティングと走塁&遠征他〜明豊・川崎絢平監督から学んだワンバンスタート/ノーアウト・ランナー一塁で安易にバントを選択したくない/データに頼りすぎてはいけない〜当日のライブ感覚を大切に〜ほか終章 岡山悲願の夏の甲子園優勝を成し遂げるためになぜ100年、夏の甲子園で1度も優勝がないのか?/甲子園でチャンピオンになるために必要なこと/公立校として、岡山で常勝を続けていく ほか