ベルリン・フィルの首席ティンパニー奏者をかつて務め、話題となった『フルトヴェングラーかカラヤンか』の著者でもあるヴェルナー・テーリヒェンが最後に遺したメッセージ。魂が滅びるとき、世界も滅びる。フルトヴェングラーの元でティンパニー奏者を務め、彼の中から「女性的性質」を感じ取ったテーリヒェン。感受性を豊かにし、受け入れ、共感するーー。利己主義、権威主義、拝金主義から芸術ひいては人間を救うため、テーリヒェンが最晩年に遺したメッセージ。テーリヒェンの晩年の論説、講演録、そして聖書のヨナ書を題材にした最後の作曲作品・音楽劇《あと四十日》の脚本を収録。テーリヒェン生誕100年記念出版。はじめに第1章 内面を見つめて(1995年にミュルツツーシュラークでの指揮者講習会の講習生のために刊行された小冊子より) フルトヴェングラーを手掛かりに/男性的な作曲と女性的な作曲第2章 講演 フルトヴェングラーに見る、演奏の魅力と誠実 ( 第一回ドイツイエナ大学で開催されたフルトヴェングラー・ターゲでの講演) 第3章 魂の言葉 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー没後50周年によせて 第4章 音楽劇《あと四十日》おわりに テーリヒェンが遺したメッセージと現代ヴェールナー・テーリヒェン年譜