フツーの人たちの「ちょっと面白い話」を600話も集めてビデオに取り、字幕をつけてウェブ公開した「ちょっと変わった言語学者」の楽しい文法書1章 面白い話と体験の文法1 過去にすると自然になる文2 時間の進展を含まないデキゴト3 「面白さ」ということ4 ワクワク型5 ヒリヒリ型6 面白さと文法2章 キャラ1 キャラ1:外来語の「キャラ(クタ)」2 キャラ2:伊藤剛氏の「キャラ」(Kyara)3 キャラ3:状況次第で非意図的に変わる人間の部分(人格を除く)4 スタイル、キャラ、人格5 良き市民はキャラを受け入れない6 挨拶と話者内変異7 日常の人物評価3章 いま・ここからの眺め1 モノとデキゴトの初期値2 時間単位の2つの類3 全称量化と存在量化4 時間領域の表現における全称量化と存在量化5 スキャニング表現に積極的な言語と消極的な言語6 空間領域の表現における全称量化と存在量化7 モノ領域の表現における全称量化と存在量化8 程度領域の表現における全称量化と存在量化9 名詞性は存在量化の意味をサポートする4章 文1 終助詞と間投助詞2 終助詞は文の途中に現れない?3 文の途中の「よ」は音調が普通下がらない4 文の途中の「さ」も音調が普通下がらない5 文の途中の「ね」「な」も音調が普通下がらない6 文の途中で示せる態度は?7 跳躍的上昇と発話の終了意識8 強いきもちと下降9 名詞1語発話は文発話か?5章 きもちの文法1 きもちの文法とは?2 きもちの文法は万能薬ではなく試験紙である3 「だ」と「です」4 新たな話題を持ち出すということ5 声に出して読めない日本語6 条件文の発話の謎6章 場面性と脱場面性1 語彙と文法2 心内表現における自己/他者の区別3 「ている」と自己/他者4 「自己らしさ」の減衰5 アニマシーの退色6 他動性の退色7 敬意の退色8 立ちのぼる「匂い」としての文法概念7章 発話の権利1 「責任者」の特権性2 コミュニケーションの場から心内へあからさまに離脱してみせること3 知識更新の「た」4 あからさまに知識を更新する権利5 あからさまに知識を思い出す権利6 「体験者」の特権性7 「体験者」の「た」発話8 発話の権利とコミュニケーション8章 非流暢な言い方1 こま切れ発話の「だ」「です」「じゃ」の音調は?2 目立たないことば3 境界音調4 流暢な発話の中の奇妙な「だ」、等々5 境界を越えてつなぐ意識6 非流暢な発話はブラックライトである9章 狩人の知恵とクマの知恵1 フィラー「さー」2 前触れ説の誤り3 狩人の知恵とクマの知恵4 それ以上非流暢にならない非流暢な発話10章 人々の声1 空気すすり(定延2005)2 ドリフトイントネーション(定延2019)3 りきみ(Sadanobu2004)4 口をとがらせた発話(定延・林2016、朱・定延2016)5 口をゆがめた発話(定延・林2016、朱・定延2016)6 「編み出し」の民族誌へ