修羅場のプロフェッショナル・冨山和彦氏と『ダークサイド・スキル』木村尚敬氏のコラボレーション!乱世の今こそ、古典に学べ!多くのリーダーが座右の書として挙げるマキャベリの『君主論』。そのエッセンスを現代のビジネスに当てはめつつ、解説するのが本書だ。きれいごとではすまされない再生・改革の修羅場を潜り抜けてきた2人が、その経験をもとにリアルに語る。第1部では、なぜいま君主論なのか、コロナで一変した日本企業を取り巻く状況と、リーダーの役割の変化とを関連付けて、冨山氏が解説する。第2部では、君主論からの重要ポイントを引用し、その意味するところを説明しながら、実際のビジネスの現場でどのように適用すればいいのか、木村氏が事例を使いながら紹介する。第3部は、君主論を体現するリーダーであり、日立の再生を成功させた中西宏明氏の改革手法について、冨山氏と木村氏が対談形式で語る。ーーマキャベリは「非連続な時代において、国を統治する君主はどうあるべきか」を論じた。それが『君主論』である。 そして「国」を「企業」に置き換えれば、そのまま現代のビジネスリーダーが直面しているテーマと重なる。すなわち「非連続な時代において、企業を統治するリーダーはどうあるべきか」である。 よって『君主論』は、現代のリーダーや次世代リーダーにとって、またとない教科書となる。その内容は500年経っても色褪せない普遍性を備えており、企業経営・組織マネジメントに携わる者にとって必読の書と言えるだろう。--「はじめに」より【本書の主な内容】ー善良なリーダーが全員を不幸にするー小泉純一郎元首相が密かに明かした「政治家の裏事情」とはー「宿敵」と共著を出した経団連トップー「突出したアウトロー」を集めて躍進したリクルート・江副浩正氏ー高校生が取締役会に参加するユーグレナーマキャベリにならった産業再生機構時代ー会社は遊園地ではなく戦場だー社内政治に勝って昇進したサラリーマンの末路ー軍事は支配者に期待される唯一の技能であるー抵抗勢力の処遇は冷徹に決断するー平時の言動だけで相手を信用するなーリーダーは外見で判断されるー冷徹な判断こそ、情の厚い意思決定になるー第一線で戦えない君主は役に立たないー痛みを伴う改革は一度でやり切るほか第1部 なぜ今、君主論かーー第1章 ゲームのルールが変わったーー第2章 リーダーの役割が変わったーー第3章 だからこそ、君主論第2部 君主論の教えに学ぶーー第1章 コーポレート・トランスフォーメーション(CX)とはーー第2章 君主こそ、戦場に出るべしーー第3章 大胆な改革は冷徹に、非情にーー第4章 畏れられろ! 嫌われろ! ーー第5章 決断せよ! リスクから逃げるな!ーー第6章 リーダーであるということ第3部 対談・君主論を体現するリーダーーー中西宏明氏が見せた「覚悟」