ド・スワルテ、『四季』を録音! 「春」のイメージに心躍るプログラムフランスのバロック・ヴァイオリン界の注目すべき新星ド・スワルテが『四季』を録音しました。アンサンブルは「ル・コンソール」。チェンバロのジュスタン・テイラーの音色もそこかしこで冴え渡っています。 ヴィヴァルディの生涯を描いた『Antonio Vivaldi, Concerti per una vita(協奏曲で描くヴィヴァルディの生涯)』でバロック・ヴァイオリンの新しき旗手であることを世界に印象付けたテオティム・ラングロワ・ド・スワルテは、ヴィヴァルディの『四季』によってヴァイオリンにあこがれ、バロック音楽に興味をもつようになったといいます。ここでは『四季』を中心に、ヴィヴァルディのほかの作品や同時代の作曲家たちの作品で調性などで親和性がある作品をあわせたプログラムで、「春」すなわちあたらしい出発(再出発)、新しい誕生の喜びを祝っています。永遠に聴いていたくなるような2枚組です。 ヴィヴァルディの作品は3世紀も昔に書かれていても、たとえば春のそよ風、木の葉のざわめき、ゆっくりとした雪解けなど、当時もあったであろう実体験を彷彿とさせ、音を通して過去、ヴィヴァルディ、当時の音楽家やこれを聴いていた人たちと対話できるようです。また、特にバロック音楽においては調性がそれぞれ象徴するイメージがあり(たとえばホ長調は「誕生」、ヘ短調は「死」や「受難」、変ホ長調は献身や祈り、神あるいは死との対話)、ド・スワルテはここで調性やイメージ的に関連ある楽曲を間に挟み込み、作品のイメージをより豊かに膨らませます。 プログラム最後には、サン・マルコ教会のヴァイオリン奏者でヴィヴァルディの憧れの存在であったジェンティーリのイ長調トリオ・ソナタのアダージョ楽章(ホ長調)を演奏、弦楽器の美しさにうっとりさせられます。また、『四季』の骨格となる民族舞曲に敬意を表し、1716年にグレゴリオ・ランブランツィがアンソロジーした、バッカスなどを称えるヴェネチア舞曲の組曲を世界初録音。『四季』だけでなくほかの作品も盛り込んで、季節のめぐりを寿ぎます。(輸入元情報)【収録情報】Disc1アントニオ・ヴィヴァルディ[1678-1741]:1. プレリュード〜ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.268のカデンツァに基づく2. ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.269『春』3. ヴァイオリン協奏曲ト短調 RV.315『夏』4. ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 RV.293『秋』5. ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 RV.297『冬』6. アリア〜モテット『まことの安らぎはこの世にはなく』 RV.630よりDisc27. ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.2648. 弦と独奏ヴァイオリンのための協奏曲ト短調 RV.155グレゴリオ・ランブランツィ[Before 1700-1750]編纂:9. 新しく珍しい流派の踊り(Danze da Nuova e curiosa scuola de'balli teatral)ヴィヴァルディ:10. ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 RV.29211. ラルゴ(ファゴット協奏曲ヘ短調 RV.491よりヴァイオリン編)12. ラルゴ(ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 RV.202より)ジョルジョ・ジェンティーリ[c.1669-c.1730]:13. アダージョ(トリオ・ソナタ イ長調 Op.1-1より) 9:世界初録音(O.フレ&ド・スワルテによるデュオ、トリオ編曲版/原曲:2つの旋律楽器と通奏低音のための) ゾフィー・ド・バルドネッシュ(ヴァイオリン)、ハンナ・ザルツェンシュタイン(チェロ) マリー=アンジュ・プティ(打楽器)、ジュスタン・テイラー(チェンバロ) テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ(指揮、ヴァイオリン) ジュリー・ロゼ(ソプラノ:6) ル・コンソール 録音時期:2024年7月 録音場所:アルセナル・ド・メス、大ホール 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV