スペイン貴族でイタリアで活躍した音楽家による先進のルネサンス音楽セバスティアン・ラヴァル:リチェルカールとカンツォネッテ集ラ・ビオロンディーナ、マリア・サトゥルノ テナー・ヴィオールと指揮ビクトリア[1548-1611]と同世代のスペイン生まれの貴族出身作曲家、セバスティアン・ラヴァル[c.1550-1604]は、教皇領やスペイン領シチリア王国パレルモ(上の画像)などイタリア地域で活動していたことから中途半端な扱いを受けてきた経緯があり、近年になってようやく調査・研究が本格化してきた状況です。 当アルバムでは、古楽アンサンブル「ラ・ヴィオロンドリーナ」がそうした研究成果を反映しながら実に豊かで美しい音楽を聴かせています。解説も充実ブックレット(英語・12ページ)には、スペインの音楽学者、エスペランサ・ロドリゲスによるカンツォネッテの解説と、スペインのオルガン奏者で音楽学者、楽譜編集にも携わったアンドレス・セア・ガランによるリチェルカールの解説、およびカンツォネッテのイタリア語歌詞などを掲載。進歩的な作風イタリア・ルネサンス後期の宮廷で活動したラヴァルの音楽は、リチェルカールと4つの主題によるフーガを組み合わせるなど斬新で、声楽作品のカンツォネッテにもバロック期のマドリガーレのような魅力がすでに備わっています。軍人時代1550年頃にスペインのカルタヘナに誕生。貴族の家に生まれたためスペイン領のシチリアとフランドルで軍務に就き、1579年のマーストリヒト包囲戦の際に重傷を負って退役。音楽家時代その後、聖ヨハネ騎士団に加わって修道士となり、やがて得意の音楽によりイタリア地域で活動を開始。まずウルビーノ公国の宮廷で働き、1592年から1594年にかけて教皇領ローマでコロンナ枢機卿らに仕え、1594年から1595年にかけてはスペイン領シチリアのカンマラータ、1595年から1604年に亡くなるまでは同じくスペイン領シチリアのパレルモで活動。▶ Brilliant Classicsを検索 演奏者情報ラ・ヴィオロンドリーナ トラックリスト (収録作品と演奏者)CD 53'12セバスティアン・ラヴァル [c.1550-1604]リチェルカールとカンツォネッテ1. 「死にゆく不死鳥」 2'282. 「第6旋法によるリチェルカール」 2'503. 「火が私を遠ざけてくれるなら」 2'154. 「第10旋法によるリチェルカール」 2'595. 「彼らはオルガヌムによってあなたと神を見た」 3'016. 「英雄的な勇気」 2'057. 「第9旋法によるリチェルカール」 3'218. 「澄んだサファイアの瞳」 2'039. 「第1旋法によるリチェルカール」 3'4910. 「そよ風に揺れて」 2'2711. 「ただの冗談」 (器楽演奏) 2'2712. 「彗星の尾の中の星」 1'5713. 「第1旋法によるリチェルカール、4つの主題によるフーガ」 2'4514. 「私の魂を逃がしてください」 1'4515. 「第2旋法によるリチェルカール、4つの主題によるフーガ」 4'1816. 「あなたが盲目なら」 2'0317. 「第3旋法によるリチェルカール」 3'1618. 「そして私の死が見えるように」 2'3419. 「第11旋法によるリチェルカール、4つの主題によるフーガ」 4'00ラ・ヴィオロンドリーナ┗ マリア・サトゥルノ (トレブル&テノール・ヴィオール、指揮)┗ シュルショ・バレPowered by HMV