ハンガリー国民楽派の発展に貢献した4人の作曲家による弦楽三重奏曲集SACDハイブリッド盤。2014年結成の弦楽三重奏団「トリオ・ボッケリーニ」が20世紀初頭ハンガリー国民楽派の発展に貢献した4人の作曲家の作品を録音しました。 ハンガリーのメンデルスゾーンと呼ばれたレオー・ヴェイネル[1885-1960]の弦楽三重奏曲、エルンスト・フォン(エルネー)・ドホナーニ[1877-1960]のセレナードはともにエレガントでブラームスを彷彿とさせながらも自国の民族色があらわれた美しい作品。ゾルターン・コダーイ[1882-1967]の間奏曲は、作曲者が民族音楽学の研究の成果ともいえる初期作品です。 リスト音楽院でヤーノシュ・シュタルケルと同窓であったラースロー・ヴェイネル[1916-1944]は、20世紀初頭のハンガリー音楽界で大いに将来を嘱望された音楽家で、コダーイの『ハーリ・ヤーノシュ』を観て作曲家になることを決意します。しかし将来を嘱望された矢先、反ユダヤ法によって公的活動は制限。その後、強制労働に送られルッカウの強制収容所でわずか28歳の若さで亡くなった悲劇の作曲家です。セレナードはコダーイに作曲を師事していた時の作品で、ラースロー・ヴェイネルの類まれな才能を明らかにしています。(輸入元情報)【収録情報】● レオー・ヴェイネル:弦楽三重奏曲ト短調 Op.6(1908)● ラースロー・ヴェイネル:弦楽三重奏のためのセレナード(1938)● コダーイ:弦楽三重奏のための間奏曲(c.1905)● ドホナーニ:弦楽三重奏のためのセレナード ハ長調 Op.10(1902) トリオ・ボッケリーニ カン・セヨン(ヴァイオリン) ヴィッキ・パウエル(ヴィオラ) パオロ・ボノミーニ(チェロ) 録音時期:2023年4月2-5日 録音場所:スウェーデン、レンナ教会 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND プロデューサー&サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production) BIS ecopakPowered by HMV