ヘン・ライスが歌う、20世紀初頭のウィーンで活躍したユダヤ人作曲家たちの作品バイエルン国立歌劇場でのR.シュトラウスの『ばらの騎士』(ゾフィー役)、ラトル&ベルリン・フィルによる映画「パフューム」のサントラが話題となったイスラエル出身のオペラティック・ソプラノ、ヘン・ライス(チェン・レイス)。レコード芸術「特選盤」や英オペラ誌の「Disc of the Month」に選ばれた『不滅の恋人〜ベートーヴェン:アリア集』や前作『ファニー・ヘンゼル&フェリックス・メンデルスゾーン:アリア、歌曲、序曲集』に続く「ONYX」からの5作目となる今作は、後期ロマン派からモダニズムへ向かって劇的な変化が起こっていた20世紀初頭のウィーンにおいて、その中心で形成されたユダヤ人コミュニティから生まれた作品の数々を紹介します。 ボヘミアに生まれウィーンで宮廷演奏家としても活躍したアルフレート・グリュンフェルトや、1943年にナチスに殺害されたヨゼフィーネ・ウィンターの珍しい作品のほか、クリフ・コルノットによって室内オーケストラ用に編曲されたマーラー:交響曲第10番嬰ヘ長調よりアダージョが収録されているのもこのアルバムの目玉となっています。(輸入元情報)【収録情報】● コルンゴルト:4つのシェイクスピアの歌 Op.31● コルンゴルト:道化師の歌 Op.29● ツェムリンスキー:トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌 Op.6〜第1曲、第3曲、第5曲、第6曲● ヨゼフィーネ・ウィンター:ブナの森● マーラー/コルノット編:交響曲第10番嬰ヘ長調〜アダージョ● グリュンフェルト:小さなセレナード ヘン・ライス(ソプラノ) ミュンヘン・ユダヤ室内管弦楽団 ダニエル・グロスマン(指揮) 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV