20世紀スイスの巨匠が遺した知られざる傑作。世界初録音! アンドレーエの管弦楽作品集「カーニヴァルの気分を巧みに描き出した『小組曲』といい、シャコンヌ形式に即しつつ、さまざまな響きを織り込むことに成功した『管弦楽のための音楽』といい、フォルクマール・アンドレーエが作曲家として確かな手腕を持ち、演奏家たちにも共感をもって弾いてもらえる音楽を書き続けていたことが実感できる」〜満津岡信育(音楽ライター)チューリヒ・トーンハレ管の首席指揮者、ウィーン・フィルの終身客演指揮者を務め、チューリヒ音楽院院長、チューリヒ大学音楽学部長、スイス音楽家協会会長などの重要なポストを歴任した20世紀スイスの巨匠フォルクマール・アンドレーエ。近年では20世紀有数のブルックナー指揮者として再評価されているアンドレーエの「作曲家」としての功績に光をあてた、全曲世界初録音となる管弦楽作品集です。 1917年から1929年にかけて作曲されたアンドレーエの4つの管弦楽作品は、いずれもロマン派音楽の流れを汲み、穏健で保守的な作風を持った知られざる20世紀スイスの傑作。アンドレーエがスイスを代表する指揮者であると同時に、作曲家としても優れた手腕の持ち主であったことを証明する「管弦楽作品集」は、Guild(ギルド)の快挙と言っても過言ではないでしょう。 カラビツとのコンビで話題沸騰中のボーンマス交響楽団を振るのは、フォルクマール・アンドレーエの孫マルク・アンドレーエ。偉大なる祖父が遺した「管弦楽作品」を振るマルク・アンドレーエの好演が、フォルクマール・アンドレーエの音楽、録音の価値をさらに高めてくれています。(東京エムプラス)【収録情報】アンドレーエ:管弦楽作品集(全曲世界初録音)・交響曲ハ長調 Op.31・夜想曲とスケルツォ Op.30・管弦楽のための音楽 Op.35・小組曲 Op.27 ボーンマス交響楽団 マルク・アンドレーエ(指揮) 録音時期:2011年6月1-2日 録音場所:ドーセット、ライトハウス 録音方式:デジタル(セッション)Powered by HMV