バッハ:リュート組曲、ポンセ:前奏曲バッハとメキシコの作曲家マヌエル・マリア・ポンセ[1882-1948]という意外な組み合わせ。アンネ・ハーシュはワイマールを拠点に活動するギタリスト。近年、ソリスト、室内楽奏者として活動しています。ここではバッハのリュートのための組曲の精密な多声書法を艶やかな音色で弾きこなしています。 対するポンセの『24の前奏曲』はバッハを意識していると思える多声書法とタルレガらスペインの作曲家と通底するラテン的な明晰さ、楽天性が一体となった音楽。ここでもハーシュは美しい音色で見事な演奏を披露しています。なおブックレットには武満 徹への惜しみない彼女の讃辞が掲載されおり(欧文)、今後、武満のギター作品の録音が大いに期待されるところです。(輸入元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:リュートのための組曲第2番ハ短調 BWV.997● ポンセ:24の前奏曲 (1928/29) アンネ・ハーシュ(ギター) 録音時期:2021年7月13-16日 録音場所:ライプツィヒ、ベタニエン教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV