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2019年4月に発生したパリのノートルダム大聖堂の大火災からよみがえった、壮麗なオルガンの素晴らしき音色!奇跡的なことに、2019年4月に発生した大火災の際、パリのノートルダム大聖堂に設置されていた壮麗なグランド・オルガンは焼失を免れました。8000本ものパイプは消火活動の放水や鉛の粉塵による影響を受けましたが、徹底的に清掃・修復され、2024年12月、大聖堂の歴史的な再開に合わせて再びその音色を響かせることができるようになりました。 現在、ノートルダム大聖堂の4人の正オルガニストのひとりであるヴァンサン・デュボワが、アルバム『エターナル・ノートルダム(Eternal Notre-Dame)』をリリース。このアルバムでは、大オルガンの卓越した技術的・音楽的・表現的な可能性を余すことなく紹介するとともに、その伝統への敬意も込められています。 ノートルダム大聖堂のギャラリーには1403年以来オルガンが設置されており、長い年月をかけて進化を遂げ、現在の楽器へと姿を変えてきました。現在のオルガンの大部分は、19世紀の偉大なオルガン製作者アリスティッド・カヴァイエ=コルの手によるものです。1868年の落成式では『エターナル・ノートルダム』にも収録されている2人の作曲家、セザール・フランクとシャルル=マリー・ヴィドールが演奏を披露しました。ヴィドールの代表作である交響曲第5番からの華やかな『トッカータ』も、このアルバムに収められています。 またこのアルバムには、かつてのノートルダムの正オルガニストたちの作品も収録されています。ルイ・ヴィエルヌ(1900〜1937年に在任)、ピエール・コシュロー[1955-1984]、そして18世紀の作曲家で王妃マリー・アントワネットの鍵盤楽器教師でもあったクロード=ベニーニュ・バルバトル[1724-1799]です。さらに、レオンス・ド・サン=マルタン(1937〜1954年在任)によるリムスキー=コルサコフの華麗な『熊蜂の飛行』の編曲も収められており、ヴィエルヌによるラフマニノフの重々しい『前奏曲 嬰ハ短調』の編曲も聴くことができます。 デュボワ自身も3曲の編曲を手がけており、ラヴェルの組曲『クープランの墓』より『リゴードン』『メヌエット』『トッカータ』をオルガン用に編曲。「どの曲もリズムが際立っていて、オルガンの打楽器的な性格によく合っているんです」と、デュボワはBBCミュージック・マガジンのインタビューで語っています。ラヴェルが18世紀の鍵盤音楽からインスピレーションを得たように、アルバムはバロック音楽の最高峰、J.S.バッハの作品で締めくくられます。収録されているのはコラール『目覚めよと呼ぶ声あり』と、オルガン音楽を象徴する作品として名高い『トッカータとフーガ ニ短調』です。 ブルターニュ出身のヴァンサン・デュボワは、パリ音楽院で1985年からノートルダム大聖堂の正オルガニストを務めるオリヴィエ・ラトリーに師事し、2016年に大聖堂のオルガニストに就任しました。BBCミュージック・マガジンのインタビューでは、修復後の大聖堂とオルガンの変化についても語っています。「高音域の響きが以前よりも明るくなりましたし、重低音のストップもより明瞭に聞こえるようになりました。大聖堂の内壁がすべて清掃されたことで、音響も向上していて、満員の状態でも残響が以前の2〜3秒から、4〜5秒に伸びたのです。」 また、2019年の火災の際の心境についても次のように振り返りました。「現実だとは思えませんでした。ただただ、壁が持ちこたえて、オルガンが無事であるよう祈るばかりでした。塔にまで炎が広がっていったときは本当に怖かった。鐘が落下していたらすべて崩壊していたでしょう。私たちオルガニスト仲間は一晩中連絡を取り合い、最新の情報を交換していました。それはとても個人的な出来事に感じられたのです。まるで家族の中で一番大切な人が目の前で燃えているのに、何もできないかのようでした。なぜなら、大聖堂とこのオルガンは、私の人生の一部だからです。」 このオルガンの修復に携わったのが、2006年から大聖堂のオルガン調律を担当し、2018年から常駐職人としてオルガン管理師となった日本人の関口 格氏。彼の手によって調律が行われ、この修復されたオルガンの素晴らしい音色が発揮されています。(輸入元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565● J.S.バッハ:コラール『目覚めよと呼ぶ声が聞こえ』 BWV.645● J.S.バッハ/マルセル・デュプレ編:カンタータ『神よ、われら汝に感謝す』 BWV.29〜シンフォニア● ヴィドール:オルガン交響曲第5番〜トッカータ● フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18, FWV30● ヴィエルヌ:Powered by HMV
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