人体実験でありえない世界が、その左目に! 新宿西口で車上生活をしている名越は、持ち前の虚言癖のためか他のホームレスに溶け込めない日々を送っていた。そんな彼の前に現れた医大生・伊藤から70万円でトレパネーション(頭蓋骨穴あけ手術)という人体実験をさせてほしいという依頼を受ける。最初は、相手にしていなかった名越だったが、拠り所としていた車がガス欠となったことで第六感が芽生えるという、その手術を受けることを決断したが・・・・・・ 【編集担当からのおすすめ情報】 2003年に連載がスタートした問題作が、ここに文庫化!!心の歪みが見えるようになってしまった男が現代を彷徨う人間達の本質に迫る!!10年たっても、その新しさに、なんの変化もない希有な作品です。読み出してしまえば、最後まで突っ走ってしまう永遠の問題作です。