今最も活躍するバリトン歌手、ルドヴォク・テジエ待ちに待った初のソロ・アルバム。ヴェルディ・オペラの名アリアのオンパレード!世界をリードするバリトンのひとりであるリュドヴィク・テジエは、1968年マルセイユ生まれ。国立芸術リリクセンター(CNIPAL)とオペラ座の声楽学校で学びました。1998年にドミンゴ主催の声楽コンクール「オペラリア」で優勝。その後、モーツァルトやベルカントの役割を専門とし、リヨン歌劇場でキャリアをスタート。それ以来、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、バイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、テアトロ・レアル、英国ロイヤル・オペラ、ザルツブルク音楽祭など主要な歌劇場に定期的に出演し好評を博しています。 この「ヴェルディ」アルバムは、彼にとって初のソロ・アルバムであり、ソニークラシカルでのデビュー・アルバムとなります。2017年リリースのヨナス・カウフマンのアルバム『花の歌〜フランス・オペラ・アリア集』に出演し、ビゼーの『真珠採り』からのデュエットで共演していました。 ヴェルディは、1839年の処女作『オベルト』(スカラ座での初演後、スカラ座支配人のバルトロメオ・メレッリが、彼にさらに3つのオペラの作曲を依頼)から、1893年の『ファルスタッフ』まで、28のオペラを作曲しました。ヴェルディのオペラの歴史が、このテジエのアルバムに選ばれたアリアにも反映されています。『ナブッコ』(1842年)や『エルナーニ』(1844年)などヴェルディ初期のいわゆる「ガレー船時代」の作品から始まります。これはヴェルディにとって非常に重要になるイタリアのオペラ台本作家フランチェスコ・マリア・ピアーヴェとの最初のコラボレーションです。その後彼らは、有名な『リゴレット』(1851)、『トロヴァトーレ』『椿姫』(1853)を成功させ、世界的な名声をもたらしました。そして晩年の傑作『オテロ』(1887)と『ファルスタッフ』(1893)の作品からのアリアが収録されています。『ドン・カルロ』の名場面『ロドリーゴの死』はフランス語版とイタリア語版で収録されているのも興味深いところです。 テジエは、幼少の時からおもちゃで遊びながらカルメンを歌っていたように「シャンソンからビートルズやオペラまで」という音楽環境で育ってきたといいます。彼のキャリアがスタートしたのは1998年、29歳の時に待望のオペラの賞をとってから。現在では貫禄のあるスタイルですが、若い時よりリリックで歌も芝居も表現力が高く、深く滑らかな声、表現力の深さ、芝居の巧さ等、魅力たっぷりな歌唱で、ヴェルディの様々なバリトン役では、なくてはならない歌手なのです。(輸入元情報)【収録情報】ヴェルディ:1. 歌劇『運命の力』第3幕より『死ぬということ・・・何と恐ろしいことだろう』(カルロ)2. 歌劇『ドン・カルロス』(フランス語版)第4幕より『私です、カルロス!・・・わが生涯の最高の日』(ロドリーグ)3. 歌劇『エルナーニ』第3幕より『偉大な神よ! この墓の大理石の上で奴らは』(カルロ)4. 歌劇『エルナーニ』第2幕より『私と一緒に来ておくれ、バラだけで』(カルロ)5. 歌劇『ファルスタッフ』第2幕より『これは夢か? まことか?』(フォード)6. 歌劇『トロヴァトーレ』第2幕より『全く人の気配はない・・・あの人のかすかな微笑みは』(ルーナ伯爵)7. 歌劇『椿姫』第2幕より『プロヴァンスの海と大地』(ジェルモン)8. 歌劇『マクベス』第4幕より『裏切り者め! イングランドと組んで私に刃向かうか』(マクベス)9. 歌劇『ナブッコ』第4部より『ユダの神よ』(ナブッコ)10. 歌劇『オテロ』第2幕より『俺は信じる、俺を造り給うた無慈悲な神を』(ヤーゴ)11. 歌劇『リゴレット』第2幕より『廷臣たちよ、下劣で呪われた者どもよ』(リゴレット)12. 歌劇『仮面舞踏会』第1幕より『あなたに微笑んでいる人生には』(レナート)13. 歌劇『仮面舞踏会』第3幕より『立て! お前の息子はあそこだ』 (レナート)14. 歌劇『ドン・カルロ』(イタリア語版)第4幕より『私です、カルロ!・・・わが生涯の最高の日』(ロドリーゴ) リュドヴィク・テジエ(バリトン) ボローニャ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団(ボローニャ市立歌劇場管弦楽団) フレデリック・シャスラン(指揮) 録音時期:2020年1月7-10日 録音場所:イタリア、ボローニャ、マンゾーニ劇場 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV