バッハ編曲ファン狂喜、聴きたかった曲が理想的ドイツ・ピアニズムで再現『バッハ・メタモルフォシス』(98004)に続くアンゲリカ・ネーベルのヘンスラー・バッハ編曲集第2弾。バッハ作品のピアノ用編曲はブゾーニやレーガーのものが有名ですが、ドイツのベテラン奏者ネーベルがあまり知られていない編曲を多数披露してくれる嬉しいシリーズです。 バッハはドイツの作曲家ですが、編曲者は世界に及んでいて興味津々。イギリスのウィッテカー、ハンガリーのサーントにロシアのカバレフスキーから、1982年生まれのブラジルの若手ワグネル・ステファニ・ダラゴーナ・マリェイロ・プラドによるものまで、バッハ・ファン、編曲ファン感涙の隠れた銘品が目白押し。また、『主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ』と『汝イエスよ、今天より降りたもうや』はブゾーニの名編曲をあえて用いず、ネーベル本人が編曲しているのもこだわりを感じます。ブゾーニ版を手本としながらも、声部をオクターヴ下げるなど工夫が見られます。デュッセルドルフ音楽大学教授を務めるネーベル、自信と風格あふれる落着きが最高。技巧的にも余裕なうえ、しっとりとした情感に満ちた美演。宝物にしたくなるようなディスクです。(キングインターナショナル)【収録情報】J.S.バッハ:● リスト編:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545● クールストロム編:ヴァイオリン・ソナタ BWV.1017より『シチリアーノ』● マリェイロ・プラド編:管弦楽組曲第3番 BWV.1068より『アリア』● マリェイロ・プラド編:いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV.62● ツァーベル編:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004より『ジグ』● スターク編:目覚めよと呼ぶ声あり BWV.645● パウアー編:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV.1006より『ロンドーによるガヴォット』● サーント編:深き淵よりわれは呼ぶ BWV.745● ウィッテカー編:パストラーレ BWV.590● ネーベル編:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV.639● ネーベル編:汝イエスよ、今天より降りたもうや BWV.650● ネーベル編:アダージョ BWV.564● カバレフスキー編:前奏曲とフーガ第6番ト短調 BWV.558● マードック編:甘き喜びのうちに BWV.729● ペトリ編:羊は安らかに草を食む BWV.208 アンゲリカ・ネーベル(ピアノ) 録音時期:2014年7月21-23日 録音場所:デュッセルドルフ、ロベルト・シューマン・ホッホシューレ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Disc11 : Prelude2 : Fugue3 : Siciliano4 : Air, 'Air On a G String'5 : Gigue6 : Wachet Auf, Ruft Uns Die Stimme, BWV6457 : Gavotte En Rondeau8 : Aus Der Tiefe Rufe Ich, BWV7459 : Prelude10 : Allemande11 : Aria12 : Gigue13 : Ich Ruf' Zu Dir, Herr Jesu Christ, BWV63914 : Kommst Du Nun, Jesu, Vom Himmel Herunter, BWV65015 : Prelude in G minor, BWV55816 : Fugue in G minor, BWV55817 : In Dulci Jubilo, BWV72918 : Adagio19 : Schafe Konnen Sicher Weiden20 : Nun Komm, Der Heiden Heiland, BWV62Powered by HMV