ある出来事をきっかけに、死の本質を理解した15歳の夏。いかに生きるのか。私が選んだのは、自転車世界一周の旅だった。マラリアと腸チフスで死にかけ、寝床のテントが突風で吹き飛ばされ、ナタを持った強盗に襲われる。……不格好な旅だった。でも、何物にも代えがたい出会いがあった。足かけ11年、人生をかけた旅のすべて【1回目の旅】オーストラリア一周・東南アジア縦断オーストラリア──1カ国目でまさかの592日東ティモール──誰も行かない国に呼ばれてインドネシア──あまりに節安しすぎてふと我に返るラオス──気張らずに肩の力を抜いて旅したいベトナム──全力走行でひたすらご飯をおかわり中国──入国の緊張をほぐす温かな言葉【2回目の旅】シルクロード横断・ヨーロッパ周遊・アフリカ縦断韓国──意外にも嫌なこと一つなく中国──中国の父、母とカラオケにカザフスタン──東洋から西洋へ世界が一変キルギス──トラブル転じて銀河鉄道の夜トルクメニスタン──真夜中のテントに訪問者イラン──感謝と不満の繰り返しトルコ──シルクロード横断の完成ギリシャ──旅を終わりにしないための選択肢アンドラ→スペイン──アフリカ走行に向けた下準備モロッコ──アフリカ上陸もすぐに大失敗西サハラ──サハラ砂漠は追い風に乗ってセネガル──心揺さぶられる抱擁と太鼓ギニア──未舗装ルートと賄賂と忘れられぬ夜シエラレオネ──内戦だった国、平和になった国マリ→ベナン──幸せになれる日常のひとコマナイジェリア──旅して変わる危険なイメージコンゴ共和国──マラリアと腸チフスで死にかけるケニア──何もかも変わって旅も快適にルワンダ→ブルンジ──パンダの気持ちを知る人だかりタンザニア──スワヒリ語の数字を覚えるジンバブエ──経済崩壊が嘘のような街と人ザンビア──同じ夢を選んだ仲間と一緒にボツワナ──うなる太もも 筋肉の祭典ナミビア──アフリカ旅の終わりにしみじみ南アフリカ──チャリの上にも三年で喜望峰【3回目の旅】南北アメリカ大陸縦断カナダ──ホームステイ先は理想の生活アメリカ──外国人ではなくアメリカ人としてメキシコ──ナタを手にした強盗に襲われるベリーズ→ニカラグア──格差社会の果てには銃と鉄格子エクアドル──4000mを超えた景色を知りたくてペルー──アンデス山脈を満喫できる峠越えボリビア──真っ白なウユニ塩湖を駆け抜けろチリ──風にテントが飛ばされ追いかけっこアルゼンチン──最南端のパン屋と上野山荘チュニジア──100カ国達成で15歳の夢を完遂アイルランド──約束だった2年の旅は譲れなくて【4・5回目の旅】150カ国を目指して