ヴァイオリンの重鎮スークの最新録音滋味あふれるドヴォルザークと祖父スークの室内楽チェコを代表する名手で、数多くの録音や来日公演を通じてなじみ深い名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークによる最新録音は、何度も繰り返し聴きたくなる魅力にあふれた傑作です。 冒頭からやさしく美しい旋律に引き込まれる2台のヴァイオリンとヴィオラのための『ミニアチュア』は、ドヴォルザークが創作中に「まるで壮大なシンフォニーを書いているかのように、わたしを喜ばせる」と音楽出版社ジムロックに打ち明けた傑作。この曲は、ほどなくヴァイオリンとピアノ用に編曲され『ロマンティックな小品』として有名になりますが、オリジナルの弦だけの魅力にも素晴らしいものがあります。 続く『バガテル』は2台のヴァイオリンとチェロ、ハルモニウムのための作品で、その次の『テルツェット』は、『ミニアチュア』と同じく2台のヴァイオリンとヴィオラのために書かれています。 あたたかな温もりを感じさせ、ときにメランコリックにと、人懐こい旋律の魅力にあふれたこれらドヴォルザーク3作に続くのは、直弟子のスーク(1874-1935)が27歳のときに書いたピアノ四重奏曲。3楽章形式で、劇的に開始され、夢みるようなアダージョを経て、情熱のほとばしるフィナーレで閉じられます。 大家スークが、息子や孫の世代にあたる仲間たちとリラックスして聴かせる演奏は、至芸と言って良いもので、肩の力が抜け、なんともいえない豊かな表情を感じさせてくれるヴァイオリンはまさに絶品です。【収録情報】・ドヴォルザーク:ミニアチュアOp.75a (B.149, 1887) ヨセフ・スーク(ヴァイオリン) ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン) カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ)・ドヴォルザーク:バガテルOp.47 (B.79, 1878) ヨセフ・スーク(ヴァイオリン) ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン) イジー・バールタ(チェロ) ヤン・シモン(ハルモニウム)・ドヴォルザーク:テルツェット ハ長調Op.74 (B.148, 1887) ヨセフ・スーク(ヴァイオリン) ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン) カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ)・スーク:ピアノ四重奏曲イ短調Op.1 (1891) ヨセフ・スーク(ヴァイオリン) カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ) イジー・バールタ(チェロ) ヤン・シモン(ピアノ) 録音時期:2008年10月27日、11月1,3,4日 録音場所:プラハ、ボヘミア・ミュージック・スタジオDisc11 : Dvorak: Miniatures, Op. 75a B 149: Cavatina. Moderato 00:03:05 2 : Capriccio. Poco allegro 00:02:36 3 : Romance. Allegro 00:02:42 4 : Elegie. Larghetto 00:05:50 5 : Bagatelles, Op. 47 B 79: Allegretto scherzando 00:03:05 6 : Tempo di minuetto. Grazioso 00:03:25 7 : Allegretto scherzando 00:03:17 8 : Canon. Andante con moto 00:04:06 9 : Poco allegro 00:04:33 10 : Terzetto, Op. 74 B 148: Introduzione - Allegro ma non troppo 00:04:07 11 : Larghetto 00:04:56 12 : Scherzo. Vivace 00:03:58 13 : Tema con variazioni. Poco adagio. Molto allegro 00:05:43 14 : Suk: Piano Quartet, Op. 1: Allegro appassionato 00:06:39 15 : Adagio 00:07:16 16 : Allegro con fuoco 00:07:14 Powered by HMV