1984年,ロンドンからカトマンドゥまで,オンボロ改造バスに乗ってあいつらと旅をした。国境を越えると,また次の国境へ。バスを降りればむせかえるような異境の空気に包まれ,バスに戻れば"ファック"を連発する乗客仲間の小世界。バスの外にも内にも馴染めずにいた34歳の自分。だだっ広い大地の上をふうらふらと漂いながら,どこにも同化できない"アギィーラ"は自分の中を旅していた──。まえがき/ふうらふら行程第1章 ああアフリカ…… 第2章 その名もキンタマ袋号第3章 オセアニア人の中で第4章 アナトリア周遊第5章 アラブとイスラエル第6章 砂漠の夜に舟唄が 第7章 イランからパキスタンへ 第8章 ガンガーの流れ第9章 旅の終わりにあとがき